19-5 猛獣、最後の咆哮 挿絵4 お気に入り画像登録
19-5 猛獣、最後の咆哮 挿絵4

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投稿日時
2025-08-11 23:12:45

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てんぽたんぽ

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頼朝「このまま二の丸を攻め落とす!急ぐぞ!」

頼朝隊は頼光隊のこれ以上の犠牲を避けるべく、狭い山道を塞ぎながら、いち早く破壊された三の丸城門を抜け、二の丸の城門へと差し掛かった。

そこには、羽柴秀吉が残存兵力を率いて待ち構えていた。

秀長は目の前に布陣する敵軍を一目見て、兄と分かった。

秀長「……兄者……」

城壁の上の秀吉もまた、眼下の敵軍の中にいる、弟・秀長の姿をはっきりと認識したようであった。

秀吉「そこにいるのは、秀長か! そのようなところで、一体何をしておるのじゃ! この、裏切り者めが!」

秀吉の怒声に対し、秀長もまた、吠えるように叫び返した。

秀長「兄者! もはや言葉は無用! 正々堂々、尋常に勝負じゃ!」

秀吉「たとえ血を分けた弟であろうが、裏切り者の言葉に耳は傾けぬ! 信長様の力を思い知るがよい!」

しかし頼朝隊は容赦なく、秀吉隊に鉄砲の一斉射撃を浴びせる。後続の義経隊も加わる。おびただしい砲撃を受け、秀吉隊もまた、成す術なく壊滅していった。
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