20-2 番場の死線 挿絵1 お気に入り画像登録
20-2 番場の死線 挿絵1

登録 タグ *小説
編集を行うにはログインしてください

投稿日時
2025-08-14 22:22:20

投稿者
プロフィール画像
てんぽたんぽ

このユーザのマイページへ

お気に入りユーザ登録
投稿者コメント
長浜城落城の報は、番場に集う織田軍を追い詰めていた。
「本隊到着前に、ここで頼朝軍を潰せ!」
必死の突撃が、すでに陣形を崩し始めたトモミク隊へ集中する。

トモミク「皆さん! 頼朝様が合流してくださいます! あともう少しです!」

トモミクは、必死に麾下の将兵たちを鼓舞する。
耳は絶え間ない銃声と怒号に満たされ、焦げた火薬の匂いが鼻を刺す。視界の端では、敵兵の影が波のように押し寄せ、仲間が次々と倒れていく。握る火縄銃は汗で滑り、引き金を引くたびに腕が痙攣しそうだった。

(……まだ、退けない)

その思いだけが、重くなった身体を戦場に縛りつけていた。
→画像情報ページへ
最大化 | アクセス解析 | ユーザ情報

メッセージ送信
▽この画像のURL(リンクについて)▽


▽この画像のトラックバックURL▽(トラックバックについて)


情報提供