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10-3 烈火の湿地 挿絵1

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投稿日時
2025-07-15 12:45:59

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てんぽたんぽ

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岐阜城の天守から、北条早雲と源桜が、大垣方面の戦況を固唾を飲んで見守っていた。

頼朝隊が敵に突き崩され、危機に陥っていく様子を見た桜は、涙ながらに早雲に訴えた。



桜「早雲様!父上が!このままでは父上が危のうございます!どうか、出撃させてくださいませ!」



早雲「……桜殿。落ち着かれよ」



早雲は、静かに、しかし諭すように言った。



早雲「今、この岐阜城から、我らが寡兵で打って出たところで、何の役にも立たぬ。かえって、足手まといになるだけじゃ。今は、辛抱する時ぞ」



桜は天守から見下ろすほか術がなく、自らの無力を呪った。

早雲もまた、桜を諭す言葉で ―― 同時に己の焦りを抑え込んでいた。



桜「父上……!」
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