11-2 武と政(まつりごと)の節目 挿絵1 お気に入り画像登録
11-2 武と政(まつりごと)の節目 挿絵1

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2025-07-16 16:50:46

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てんぽたんぽ

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太田道灌が一歩前に出て、床に額をつけながら感極まったように声を上げた。

道灌「拙者の浅慮、猪突が招いた過ち!多くの兵を死なせ、あまつさえ殿ご自身をも危険に晒さらしてしまいました!

この太田道灌、一生の不覚にございます――何とお詫びを申し上げてよいか……!」

頼朝「道灌殿、何を申される」

頼朝は、道灌の肩に手を置いた。

頼朝「傷を負いながらも、命懸けで敵陣に切り込んでくれたからこそ、我らは勝機を見出すことができたのだ。

織田軍の巧妙な待ち伏せを、見抜けなかったのは、このわしの責でもある。

世に名高き太田道灌殿の命を、危うく落としかねない失態を犯したわしこそ、罪深い」

道灌「 殿からの、その温情溢れるお言葉、この道灌、一生忘れませぬ!」
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