投稿日時 2025-07-16 16:50:46 投稿者 ![]() てんぽたんぽ このユーザのマイページへ お気に入りユーザ登録 |
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太田道灌が一歩前に出て、床に額をつけながら感極まったように声を上げた。 道灌「拙者の浅慮、猪突が招いた過ち!多くの兵を死なせ、あまつさえ殿ご自身をも危険に晒さらしてしまいました! この太田道灌、一生の不覚にございます――何とお詫びを申し上げてよいか……!」 頼朝「道灌殿、何を申される」 頼朝は、道灌の肩に手を置いた。 頼朝「傷を負いながらも、命懸けで敵陣に切り込んでくれたからこそ、我らは勝機を見出すことができたのだ。 織田軍の巧妙な待ち伏せを、見抜けなかったのは、このわしの責でもある。 世に名高き太田道灌殿の命を、危うく落としかねない失態を犯したわしこそ、罪深い」 道灌「 殿からの、その温情溢れるお言葉、この道灌、一生忘れませぬ!」 |
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