投稿日時 2025-07-20 18:43:11 投稿者 ![]() てんぽたんぽ このユーザのマイページへ お気に入りユーザ登録 |
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一度は織田軍を退けた頼朝軍であったが、信長はなお執念を捨てていなかった。新たな大軍が、ふたたび伊勢・長島に向けて動き出していた。 輝子「…ふん。長島城が諦められなかったのか、長島城が手薄になるのを待ってたってのか、どうなんだろうねぇ。 どちらにしても、遊び足りなかったってことさ」 輝子は、不敵な笑みを浮かべ、傍らの副将たちに檄を飛ばした。 輝子「鶴姫、牛一殿――覚悟はいいね!」 鶴「ふふ。私たちとだけ戯れる織田の部隊は、幸運でございますね」 赤井輝子の部隊は、清州城の新兵たちで構成され、兵数も岐阜城や那加城ほどの規模にはいたらない。それでも自らの部隊よりも、明らかに兵数で勝る敵を前にして、大祝鶴は微塵も動じる気配を見せず、静かに応じた。 太田牛一もまた、冷静に付け加える。 牛一「大垣城と岐阜城からの援軍の到着まで、長島を守りきれたら、我らの勝ちでしょう」 輝子「あはは!肝が据わってるじゃないか!あんたたちの、その言葉を待ってたよ!」 輝子は、満足げに頷くと、再び長島城へと馬首を向けた。 輝子「……まったく、織田ってやつは。今度こそ、きっちり思い知らせてやるさ!」 |
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