投稿日時 2025-07-23 12:26:55 投稿者 ![]() てんぽたんぽ このユーザのマイページへ お気に入りユーザ登録 |
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天正十一年(一五八三)八月――南信濃・治部坂峠。 徳川先鋒・渡辺守綱隊三千四百が、頼朝軍の増援を視認するや否や、峠道へ雪崩れ込む。 狭隘な山道で迎え撃つのは、頼朝軍の先鋒――岩村城代・犬村大角いぬむら だいかく率いる四千五百。両軍は峠の一点で激しくぶつかり合い、刃と槍が火花を散らす。 徳川軍「槍半蔵」と異名を取る渡辺守綱の突槍は烈風のごとく、兵数が多いはずの大角隊はじりじりと押し下げられる。 大角「押し返せ!怯むな!」 大角は必死に隊列を締め直したが、狭隘な道は押し相撲となり、歴戦の渡辺隊の再度の突撃に犬村隊が押し込まれ、戦線が崩されはじめた。 (ここで足止めされるわけにはいかぬ……!) |
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