投稿日時 2025-07-23 12:34:20 投稿者 ![]() てんぽたんぽ このユーザのマイページへ お気に入りユーザ登録 |
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親兵衛「大角殿、何をしておる!この親兵衛が徳川など物の数でないこと、しかと示してくれようぞ!道を開けられい!」 鳥峰城代・犬江親兵衛いぬえ しんべえの一隊五千九百が大角隊と入れ替わるように前面へ。勢いそのまま、疲弊が見え始めていた渡辺隊へ猛然と襲いかかる。 犬江隊の槍衾は鋭く、今度は渡辺隊が押し込まれ始めた。 親兵衛の咆哮が峠にこだまする。 親兵衛「ふん、槍半蔵とてこの程度か! 聞けば後方には猛将 水野勝成、宿老 酒井忠次 も控えているとか。徳川自慢の精鋭、そのお手並み――とくと拝見つかまつる!」 勝ち気な檄が頼朝軍の士気をさらに押し上げ、渡辺守綱は態勢の立て直しを余儀なくされる。さらに後方から池田輝政隊七千三百も合流し、峠の空気は一転、徳川側に焦燥が漂い始める――。 |
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