投稿日時 2025-07-24 15:12:42 投稿者 ![]() てんぽたんぽ このユーザのマイページへ お気に入りユーザ登録 |
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城門にて出迎えたのは、城主・秋山信友。そして、辛くも生き延びた老将・馬場信春である。 信友の体には、矢傷や刀傷が無数に刻まれていた。 信友「幾たびも、貴殿らのお力添えを賜り……面目次第もござらぬ……!」 深く頭を垂れる信友。 輝政「秋山殿、ご無事で何よりにございます!」 輝政は即座に応じた。 輝政「我らは、武田の友軍にございます。 今後、いかなる苦境が訪れようとも、東美濃より馳せ参じましょうぞ」 信友「……心強きお言葉……重ねて、礼を申す……」 その姿には、かつて猛将として戦場を駆けた武田の将の、威風と、そして無念が滲んでいた。 秋山信友と馬場信春――戦国最強と謳われた武田軍を支えた名将が、今、頼朝軍の若き東美濃衆に深々と頭を垂れている。 その光景は、時代の移ろいを否応なく物語っていた。 |
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