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18-1 名乗り出た少女 挿絵2

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投稿日時
2025-08-02 21:27:52

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てんぽたんぽ

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頼朝「………はっ!」



目に入って来たのは、那加城の寝所の天井だった。



息が荒く、心臓の鼓動がまだ収まらない。

飛び起きた頼朝の額には、びっしりと汗が噴き出していた。寝室の蒸し暑さからだけではない、冷たい汗であった。



岐阜城下の屋敷にて、トモミクと阿国と話をして以来、軍団が進むべき道、自らの果たすべき役割について、ずっと考え、思い悩んでいた。それによって、このような悪夢を見たのだろうか。



篠「いかがなされましたか、殿。…うなされておいででしたが」



隣で寝ていた篠が、心配そうに声をかける。

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