18-2 『守る軍団』の新たな使命 挿絵1 お気に入り画像登録
18-2 『守る軍団』の新たな使命 挿絵1

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2025-08-03 23:25:15

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てんぽたんぽ

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頼朝は、鎌倉の自分と決別をして、天下・覇権を目指す事なく、家族・家臣・領民のために生きていく事に価値を見い出しはじめていた。

しかし、先のトモミクと出雲阿国から話を聞き、”主”がなぜこの軍団を設立したかを耳にし、あらたな決意を余儀なくされていた。

頼朝「……我らは……所詮は武家。使命がある武家は、力でしかその使命を成し遂げられぬ。

力をつけ、京の都に上り……全ての武家同士の私的な争いを一切禁じる号令……すなわち、『惣無事令そうぶじれい』を、天下に発布したい。わしは、そう考えるに至った。



無論、惣無事令を発布したからとて、全ての争いが止むことは無い。だが……」



頼朝の声に、力がこもる。



頼朝「我らは、今よりも強き力を備え、その力を行使する。しかし、それは、

他国を『滅ぼす』ためではなく、

覇権への野心を『挫く』ため。

そして、守るべき武家たちを『守る』ため。



それこそが、今の我らにできる、最善の道ではないだろうか。



……だが、かつてのように、源氏による幕府、あるいは、わし自身の征夷大将軍など必要ない」
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