18-3 甲相越の同盟の強化 挿絵2 お気に入り画像登録
18-3 甲相越の同盟の強化 挿絵2

登録 タグ *小説
編集を行うにはログインしてください

投稿日時
2025-08-04 16:49:58

投稿者
プロフィール画像
てんぽたんぽ

このユーザのマイページへ

お気に入りユーザ登録
投稿者コメント
ここまで終始平服していた秀長は、ようやく顔をあげ、わざとらしく咳払いをした。



秀長「…式部卿しきぶきょう、源みなもとの、秀長にございまする!」



普段は決して名乗ることのない、格式ばった官位名に、さらには源氏の姓まで……その必死な様子に、頼朝と早雲は笑いをこらえていた。



都「北条が娘、都にございまする。秀長様。以後、何卒、よろしゅうお願い申し上げまする」



都姫が、優雅に一礼する。

そこで姫の姿を間近に目にした秀長は、その美貌に、ただ茫然とした。。



秀長「……お、おお……。お、お美し……い……」



坂田金時といい、羽柴秀長といい、立派な姫たちに比べ、当家の婿どもの立ち居振る舞いに辟易とする頼朝であった。



早雲「がははは!」



早雲が、腹を抱えて笑う。



早雲「秀長よ! 何を呆けておるか! この早雲の、血筋じゃぞ! 美しいのは、当たり前であろうが!」



秀長「い、いや……。だからこそ、驚いておりまする……」



秀長は、早雲に対してしどろもどろでありながらも、痛烈な一撃を加えていた。



早雲「こら! 何を言うか、秀長!」



早雲の叱責が飛ぶ。
→画像情報ページへ
最大化 | アクセス解析 | ユーザ情報

メッセージ送信
▽この画像のURL(リンクについて)▽


▽この画像のトラックバックURL▽(トラックバックについて)


情報提供