タイトル | 19-2 近江の黒き雲 挿絵1 | ||||
タグ | *小説 | ||||
コメント | 那加城下の頼朝から、各城へ出撃の命令が下された。 頼朝軍は近江国へ進軍を開始する。しかし、関ヶ原に差し掛かり、山あいから琵琶湖・近江の景色が開けたまさにその時であった。 前方の街道筋から、土煙を上げて迫りくる、おびただしい数の軍勢が目に入る。これまで頼朝領内に攻め込んできた黒雲のような軍勢は、此度は京への道筋を埋め尽くす黒雲となっていた。 斥候より次々と連絡が飛び込む。 「 織田軍、大挙して、こちらへ向かってまいります! 数、不明!」 「羽柴秀吉隊、姉川あねがわの手前、砦を構え、我が軍を待ち受け!」 「織田の大軍、番場ばんばに砦を構え布陣! その数、およそ五万!」 「番場より織田軍が、長浜方面へ向け、さらに進軍を開始!」 頼朝は、思わず舌打ちした。 頼朝「…我らの動きを、完全に予測していたというのか! 信長めに、ことごとく先手を打たれておるではないか! かつて、我らは小牧山の砦に籠って奴らを撃退したが、此度は織田が堅固な砦に籠り、我らを待ち構えておるのか……!」 |
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iコード | i1000707 | 掲載日 | 2025年 08月 07日 (木) 08時 35分 02秒 | ||
ジャンル | イラスト | 形式 | PNG | 画像サイズ | 1024×1024 |
ファイルサイズ | 1,916,903 byte |
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