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投稿者:てんぽたんぽ
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タイトル 10-3 烈火の湿地 挿絵4
タグ *小説
コメント 金時「道灌殿……!拙者はまだ、やれますぞ!」

道灌「…坂田殿。このままでは、命を落とした兵たちの死が、犬死となる。頼朝様とトモミク殿も、最後の力を振り絞って前進しておられるが、我ら騎馬隊の支援なくしては、苦しかろう。今我ら以外に騎馬突撃を担える部隊はおらぬからの」

道灌「…拙者は、進む。残る兵を率いて、再び頼朝様のもとへ駆けつける。

だが、これ以上、戦えぬと思う者、犬山城へ退きたいと願う者に、無理強いはせぬ。

しかし……この太田道灌と共に、頼朝様へ命を捧げる覚悟がある者は、我が隊の汚名を晴らすべく、今一度、わしに続いてはくれまいか!」

金時「道灌殿……! わしも、このまま城へ戻っては、頼光様に、四天王の面汚しと叱られましょうぞ! そのお言葉、お待ちしておりました!」

金時は、力強く応えた。

また道灌の呼びかけに呼応する者たちも立ち上がった。

道灌「かたじけない、坂田殿、みなものも…ならば、進もうぞ」

金時「はっ!戦えるものを、急ぎ集めまする!すぐに参りましょう!」
iコード i990644 掲載日 2025年 07月 15日 (火) 13時 05分 04秒
ジャンル イラスト 形式 PNG 画像サイズ 1024×1024
ファイルサイズ 1,939,145 byte

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