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投稿者:てんぽたんぽ
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タイトル 17-1 若葉の旅路、真実の扉 挿絵2
タグ *小説
コメント 稲葉山の麓に佇む古びた屋敷は、時の流れに取り残されたかのように、ひっそりと静まり返っていた。

扉を開けると、頼朝の記憶を呼び覚ます独特の木の香りが微かに立ち込める。

頼朝(ここから始まった──桜を抱きしめた温もりも、確かにここにあった)

屋敷の部屋には、すでにトモミクが座し、頼朝たちの到着を待っていた。

トモミク「頼朝様、阿国様……おいでくださいまして、ありがとうございます」


トモミク「お二方が揃って来られるとは……何か、大切なご相談でございましょうか?」


阿国「先日、上杉景勝様が上杉弓様とともに那加城までお越しになりました。

頼朝様に征夷大将軍の座を勧められましたが、景勝様の望まれる幕府、『滅ぼすためでなく、護るための幕府』――その言葉に、私も考えさせられました。

それと……そろそろ、頼朝様に私たちが抱える事情を、お伝えすべき時期なのではないかとも感じたのです」

トモミクは、少し伏し目がちに黙し……そして、ふっと微笑んだ。

トモミク「……そうですね。私も、そろそろお話しなければと思っておりました」
iコード i997552 掲載日 2025年 07月 31日 (木) 00時 20分 04秒
ジャンル イラスト 形式 PNG 画像サイズ 1024×1024
ファイルサイズ 1,937,969 byte

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-みてみん(Mitemin)-