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投稿者:てんぽたんぽ
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タイトル 17-3 軍団の使命と頼朝の進むべき道 挿絵1
タグ *小説
コメント トモミクは言葉を選びながら、改めて頼朝に口を開いた。



トモミク「まだ、詳しくはお話しできないこともありますが……

頼朝様のもとにお仕えしている家臣の皆様を、この時代へお連れしたのは……実は、私ではないのです」



頼朝「……?」



頼朝はこの頃になると、混乱の極みであった。



トモミク「彼らは……頼朝様ご自身が、その御心によって、お連れになられた皆様なのです。

頼朝様ご自身が、一人一人直接お話をされ、この時代へとお連れになったのです。



……わたくしは……ただ、ただ、頼朝様をお守りしたいと……その一心で……!」



トモミクの声は震え、言葉にならない音が漏れている。

いつもは冷静沈着な彼女がうつむき、子どものように肩を震わせ、大粒の涙を零していた。



(トモミク……突然どうしたというのだ……)



どう言葉をかければ良いのか、戸惑い、右手が宙を彷徨う。

彼女が何に対して泣いているのか、わかるはずもなく、ましてや自らが家臣たちを連れてきた、などという記憶は微塵もない。
iコード i998289 掲載日 2025年 08月 01日 (金) 22時 05分 02秒
ジャンル イラスト 形式 PNG 画像サイズ 1024×1024
ファイルサイズ 1,841,923 byte

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-みてみん(Mitemin)-