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投稿者:てんぽたんぽ
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タイトル 17-4 ”主”の正体と、頼朝の役割 挿絵2
タグ *小説
コメント トモミク「……わたくしのいた未来は……ゆき詰まりの時代。人と人とが信頼し合えず、人が作った知能と、人そのものが対立する……そんな、断絶と混乱に満ちた世界でございました」

トモミク「わたくしも、本来は“作られた知能”。ですが、この時代においては、人の心と姿を与えられ、”人”として頼朝様の前に姿を見せることができております」

トモミク「わたくしの主は、考えたのです。
どうして人を幸福にすべく生みだされた人工知能が、意図せず対立を生み出してしまい、
さらに、人と人の共存をも隔ててしまったのか……

そして、”主”の苦し紛れの結論は、『人』だったのです。
人工知能を生み出したのも人、それを運用したのも人、いがみ合いをしているのも人……
だからこそ、”良き人”に未来を託すしかないと……」

トモミク「”主”が望む可能性の一つ――『源氏の血を守る』――それは、頼朝様が常に疑問を持たれてましたように、源氏の血筋だけを残すということだけが意味ある事ではないのです。この時代に存在した、真に志を持ち、民の幸せを願う者たち。その“想い”や“思想”を絶やさず後世に伝えていく、ということなのです……

『源氏』でなくても良いのです……『源氏』を守ることが、結果として多くの生きる価値のあるもの達の滅びを避けられる可能性となる、同時に頼朝様に多くの方が力添えをしていただけるの御旗となる、と”主”は考えておりました。

頼朝様が先ほど申されてました、『飾り』」として頼朝様が良かったのではないか――ある意味、そうなのかもしれません……」
iコード i998612 掲載日 2025年 08月 02日 (土) 15時 35分 05秒
ジャンル イラスト 形式 PNG 画像サイズ 1024×1024
ファイルサイズ 1,898,203 byte

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-みてみん(Mitemin)-