タイトル | 18-2 『守る軍団』の新たな使命 挿絵1 | ||||
タグ | *小説 | ||||
コメント | 頼朝は、鎌倉の自分と決別をして、天下・覇権を目指す事なく、家族・家臣・領民のために生きていく事に価値を見い出しはじめていた。 しかし、先のトモミクと出雲阿国から話を聞き、”主”がなぜこの軍団を設立したかを耳にし、あらたな決意を余儀なくされていた。 頼朝「……我らは……所詮は武家。使命がある武家は、力でしかその使命を成し遂げられぬ。 力をつけ、京の都に上り……全ての武家同士の私的な争いを一切禁じる号令……すなわち、『惣無事令そうぶじれい』を、天下に発布したい。わしは、そう考えるに至った。 無論、惣無事令を発布したからとて、全ての争いが止むことは無い。だが……」 頼朝の声に、力がこもる。 頼朝「我らは、今よりも強き力を備え、その力を行使する。しかし、それは、 他国を『滅ぼす』ためではなく、 覇権への野心を『挫く』ため。 そして、守るべき武家たちを『守る』ため。 それこそが、今の我らにできる、最善の道ではないだろうか。 ……だが、かつてのように、源氏による幕府、あるいは、わし自身の征夷大将軍など必要ない」 |
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iコード | i999265 | 掲載日 | 2025年 08月 03日 (日) 23時 35分 05秒 | ||
ジャンル | イラスト | 形式 | PNG | 画像サイズ | 1024×1536 |
ファイルサイズ | 2,726,893 byte |
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